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題名 ラクビー体験会と金沢、新潟 盛岡 大宮 新潟への東北一人旅【完全版】
2022年9月8日から6日間 東北の旅
【9月8日 初日】
今回の旅の目的は、岩手県での障害者スポーツ協会様のブラインドラグビー体験会に立ち会うのが一番の目的
だが、いつものようにその目的を達するだけでは物足らない私は
9月10日の体験会を軸としてその前後を東北周辺を旅をしてみようと計画を立て6日間楽しんできました
今回もいつもと同じように一か月以上も前から目的地の観光協会に色々な情報を教えてもらい計画の基本とします
まずは、立ち寄るところが決まった
次は、 JR を使っての経路、工程に取り掛かる
どこの路線で何時にどの列車に乗り、特急もしくは新幹線に乗ればいいのかの乗り継ぎの計画を立てます
その後 宿泊できる宿を探します
今回も鉄道での移動は、 JR のお客様センターの方々に対応して相談に乗っていただき結果とっても楽しそうなスケジュールが組めることになりました
ルートとしては地元兵庫県伊丹を出発
金沢で一泊
新潟で一泊
盛岡で2泊した後大宮経由で新潟まで戻り
新潟でも再び1泊
翌日、ビーチおつかい大阪関空まで帰ってくる予定
合計6日間の旅
一人旅を楽しむためのルートと
どの列車に乗るか決まったらいよいよ JR の窓口で切符を購入
今回もやはり一筆書(ひとふでがき)で切符を買うので
大阪から金沢、上越妙高 新潟、秋田そして盛岡 そこから西に向かい大宮軽油
大宮から北上して新潟までの切符を作っていただきます
ただし新潟へ行く手前の長岡あたりから路線が重複する所があるので
長岡まで一枚の乗車券を作り別に新潟までの切符を買い
合わせて2枚の切符で 工程は完成です
目が見えなくなった今では 路線図の把握がむつかしく 鉄道ルートの決定が最も時間が必要となりますが 完成した時には、何とも言えない達成感を感じます
ある意味、一人旅を決めてからの一番の楽しみかもしれませんね
ただし、そのプランを持ち 地元の駅の「みどりの窓口」に行くのですが
かなり複雑な経路となるため
窓口で 駅員さんが四苦八苦
切符を買うだけで おおよそ1時間
みどりの窓口は知らない間に大渋滞
私も 並んでおられる方に平謝り
普通は裏に磁気が貼ってある切符ですが
あまりにも乗り継ぎと距離が長いので機械では対応できなくなり
駅員さんが手書きで切符を作ることになったので
小さな紙に 乗り継ぎの情報を小さな字でびっしりと
特急券はいつもと同じようなカードなのですが
乗車券は本当の紙に書いた切符という珍しい結果になり
またそのことが大宮駅で大事件になる事などその切符を買ってる時は想像もできなかった
ただ私の中では紙の切符で電車に乗るということで駅員さんの中にはご存知の無い方がおられるのではないかという少し変なワクワク感もあったことも大宮駅の事件があることを想像すれば なんて馬鹿なことを考えたんだと後になって後悔することに…
いつも切符は出発二日前に買うようにしている
今回の旅にもどんな出来事、どんな一期一会があるかなんて全く考えもせず
想像もせず気分良く朝の電車で出発することになり一人旅の一日がいよいよ始まりました
初日は地元伊丹から金沢
このルートは何度も経験しているので本当に不安もなく金沢駅構内もあまり不安もなく
ただ一つ 不安があるとすれば 普段は金沢駅東出口を使っていたのだが
今回のホテルは西出口側にあるということぐらいです
大阪から特急に乗り金沢まで車内では大阪駅であった幕の内弁当を買い美味しく頂きながら電車に揺られ金沢へ
特急に乗り 列車が動き出すと 心地よい電子音で いい日旅立ちのメロデイーが鳴り
いよいよ旅が始まることを 私に教えてくれます
金沢駅に到着してからホテルに入るまで時間があるということで
バスで行ける
金沢駅の隠れ家的な温泉に訪れることに
湯涌温泉という温泉
生前、妻とよく車で金沢に旅に出た時にその温泉に入る計画も何度かあったのだけども
不思議と縁がなく
天候もしくは自然災害のために道路が通れなくなり断念した経過がありました
さすがに金沢の奥座敷
それなら今回の旅では、ぜひ寄ってみようと
出発前に調べたとおり
金沢駅観光協会の窓口をたずね バスの乗り場を確認したところ
職員の方が「湯涌温泉」行きのバス停まで案内してくださり
バス会社の人にバトンタッチ
あとはきたバスに乗るだけ
変な表現ですが 私が連れて行くのをお願いしたわけでは
ないのですが いつもこうなるんですよね…
バスはスムーズに妻との思いを載せて 山道をぐんぐん登っていくことで
思ったようにかなりの秘境に向かって進んでいくのだと想像できます
約1時間
バスの終点地が湯涌温泉郷
ただバスを降りてからの道は初めてなこともあり恐る恐る白杖使いながら道を進んでいくのだがどこに目的の温泉、公衆浴場があるのかわからない
さて困った・・・
そんな時は、歩くスピードを 緩め さらに慎重に 音を探し 人の声 白杖の響き
人の気配 街並みの匂いに集中 さらに足を止め 情報を感じるのです
すると郵便局がそこにあるではないですか
これはラッキー
早速、100円貯金をして郵便局のスタンプをゲット
妻と二人で各地の郵便局の窓口に行き
お金を入金すると 郵便局の名前のハンコを押してもらう「郵便局巡り」
そのたびに 思い出す…
郵便局で温泉の場所を確認するのをうっかり忘れてそれでも気分は良いので
白杖をトントンならしながら温泉を探すが
途中 車にぶつかったりなかなか初めての道は大変
すると男の方が声をかけてくださり
温泉まで行きたいのだがと話すと手引きをしてくれる
やはりほっとする…
そして待望の妻と行くはずだった湯涌温泉公衆浴場にたどり着け無地入浴
お客さんもまばらでも何人かいる
トイレの場所を聞くと親切に教えてくれる
入浴施設の中に入ったところでもやはり何人かの声がする
僕は 必ず声をかける「私は目が見えないのですが、教えていただけませんか」
そう言いながら かけ湯の場所を聞いたりしているとどんどん皆さんが声をかけてくれるようになる
お風呂の手すりのある所
洗い場のお湯の出し方
またシャンプー、ボディソープなどの位置まで教えてくれる
お風呂の深さも
そしてお湯につかり極楽極楽…
お湯の加減も良くすっかりいい気分
知らない所で 知らない人達に、声をかけてもらい
「どっから来たの」
「一人で来たの」
「どこへ行くの」
いつもそんな話から会話が広がる
すっかり気持ち良くなり ついつい長風呂に
少しのぼせたのでお風呂から出て着替え場に戻り
自分の着替えの中からバスタオルで体を拭き
バスの時間が気になったので周りの人に聞いてみると
高齢の地元の方が調べて教えてくれ、別の男の人が
金沢駅までなら僕も行くのでご一緒にバスに乗りませんかと声をかけてくださったので
素直にお願いすることに
その方は大阪の堺から「青春18きっぷ」で金沢、日帰りの予定で
湯涌温泉には よく来ていて 街の方たちとも顔見知りで
歩きながらそんな話をしながら バスに乗り金沢駅に到着
金沢駅に着いたときその男の人は私に
「何か食べていきませんか」と声をかけてくれた
その人のよく行く金沢駅の中のお店に入る
お風呂上がりだったこともありビールが飲みたくなり良かったらお酒飲みませんかと話をするとその方も二つ返事で一緒にお酒もいただくことに
品物をオーダーしビールとお酒で乾杯
いつもそうだがその時は何の話をしたかなんて全く覚えていない
僕はその日は金沢に泊まるので列車の時間など気にせず飲むことができたのだがその方は18きっぷを使ってということなのでかなり電車の時間が気になるところだが
話が盛り上がって中々帰る気配はない
すると予定の列車の時間はもうとうに過ぎているとのこと
このままでは18きっぷでは帰れないとのことと明日は朝から仕事があるということで
今日中に帰らなければならないのだか僕との話が楽しいのでギリギリまで粘ろうと
結局4時頃から飲んで夜の8時まで飲み明かし
その方は別に切符を買い大阪まで帰ることに
たまたま僕とお風呂場で出会い、帰りのバスを一緒に乗るだけのはずだったのに…
まったく初めての人と話が合いお酒もすすみ楽しい時間を過ごすことができ
初日からこんなことが待っているなんて本当に考えも想像もしていなかった
お風呂上がりのビールが美味しく ほろ酔い加減でホテルに
少し甘いものが食べたくなり
駅構内で甘いものを食べれる所を聞き
少し苦いコーヒーとプリンアラモードで 飲んだ後のお口直し
ホテルに帰り
土産にくれた和菓子をいただき、その日はぐっすりと休むことができました
次の日も朝も早く目覚め電車までの時間があるので 駅構内の先日プリンアラモードを
食べた店で朝食のモーニングをいただく
そしてモーニングをいただいていて ふと思い出す
以前金沢に来た時に入った店の サンドイッチのモーニングがとっても美味しかったことを思い出し
まだ時間があったので何も考えず会計を済ませ
美味しかった記憶のまま そのお店を探す
床の傾斜や 人の流れ 何となく感じながら記憶を辿ると
なんとなんとその店の前にピッタリと
美味しいものを食べた時の記憶って本当にすごいなと自分を感心したり少し苦笑い
サンドイッチの中にゆで卵が挟んであるだけのサンドイッチなのだが
そのゆで卵の茹で加減がちょうど半熟で
香ばしいブラックペッパーが上にかかってあり少し食べるのが難しいのだがやっぱりこの味は欠かすことができないなと金沢の定番になりそうなモーニングを頂き朝ごはんも2回も食べお腹いっぱいで次の上越妙高から新潟に向かう列車に
いつも一人旅に出かけると
行程表は、きちんと考えている
頭の中で何度もリハーサルをして出かけるのだが
結局 行き当たりばったり.
そうなれば 気持ちも楽になり 「なるようになるさ」
ほかのことは考えずに……
今回はここまで
【9月9日 二日目】
今日は、朝から 金沢で モーニングのはしごをし おなかは十分満たされ
北陸新幹線に乗り 上越妙高駅に
お昼ご飯用に金沢で駅弁を買う予定が おなかがいっぱいで
さすがに食べれないと思い 見送ることに…(後ろ髪惹かれるよ)
さてここからは 気を引き締めて 心を集中
今日、明日の異動の目的は二つ
日本海沿いを走る JR の特別急行 「稲穂」「津軽」の2種類に乗ること
本日は金沢から新幹線に乗り 上越妙高を経て新潟へ
上越妙高、新潟駅でそれぞれお酒のきき酒ができるところがあると
事前の情報収集で確認していたので 訪れること
今日初めの列車に乗るため金沢駅に 前日乗車依頼をしていたためスムーズに駅員さんに
いつものように「忙しい中 よろしくお願いします」
いつもそこから話が始まります
この日も列車が到着するまでの数分間 駅員さんとお話をします
町の情報だったり
季節の話だったり
地元の美味しい食べ物の話だったり
出会った人により 短いが楽しみの一つでもあるのです
この日も 駅員さんが
「出来る時に 旅はしておかないと」
「お金がない時ほど旅に出ないとダメなんだよね」
私も同感…
お互いに固く握手して電車に乗り込む 少し駅員さんの話がうれしかった
周りの人に旅をすす寝ると いかない理由で多いのが 「お金が無い」
私もお金は無いが 旅に出るとお金では買えないものとたくさん出会い 思い出も山ほど抱えて帰ってくるので
一人旅は やめられないのです
そんなことをぼんやり考えていると あっとゆうまに上越妙高駅に到着
上越妙高についたら5種類の利き酒ができる自動販売機があるというので
事前に調べるために上越妙高観光協会の人に場所を確認して出かけようと思う
ところが、どうやら駅から少し外れているとのこと
観光協会の方に行き方を教えてもらい なんとか一人で出かけようとしていたところ
後ろから声が
「お客さん私がそこまで一緒に付いていきます」
今の時間他に一人いるので大丈夫なので私が一緒に行きます
と 声をかけてくださったのです
本音を言えば、道順を聞いているとかなり複雑な経路で
なおかつ直線距離の長いところも歩くので曲がるポイントも分からないし
少し不安だった僕にはまるで天の声のように聞こえたのは言うまでもなく
ということねいつものように観光協会の職員の方と一緒に駅から向かうことに
結果的に
一緒についてきてもらって良かったというのが本音
駅からの往復でおおよそ3.5 km
途中郵便局に立ち寄ったことを差し引いてもかなりの距離だったのです
それでいつものように一緒に歩きながら色々な話をしながら
私が今どうしてこんなに元気なのか
突然 全盲と言われてつらかった時の思いとか
そんな話をしたり
あちらこちらに旅で出かけた時のエピソードなどを面白おかしく話ししながら
あっという間の2時間でした
で 肝心のお酒はと言うと
自動販売機にコインを入れ小さなカップをもらい飲みたいお酒の
ボタンを押すとそのカップにお酒が出てくるというシステムで
そのうちの一つは口の中でとろりとして辛口ながらも香ばしい美味しいお酒と
妙高の山奥の水で作ったあっさりとした口当たりのまるで水のようにガブガブと飲みたくなるようなお酒の2種類を購入
二日目なのに既に荷物は重たいものに
今度一人でそこに行けと言われても絶対に無理だよねという場所でしたが
一緒に歩いてくれたことで何とか今日の目的の一つはコンプリート
駅に戻りお礼を言った後駅弁が売っていると聞いたので
やっぱり駅弁を買うことに
【タラ飯】【しゃけめし】
少し高かったけど2種類購入
同じようなお弁当だけども
僕はたら弁当の方が美味しかったと思う
鱈の煮付けと焼きたらこがご飯の上に乗り その中にわさび漬けがなんとも美味しかった
もう一度食べたい駅弁となりました
それでも1度に二つは 食べることが出来ずに
本当なら次の特急で二つとも食べてしまいたいのだがさすがに朝のはしごが答えて一つだけしか食べれなかったのでもう一つは宿に帰ってから食べることに
上越妙高から新潟
今日は新潟で泊まるのだが
東北地方の JR で特急が走っている路線はほとんどなく
上越妙高・新潟そして秋田間そして青森間しか走ってないようです
新潟から秋田に向かう途中の坂田を過ぎたあたりで、鉄道の送電線が交流から直流もしくは直流から交流に変わるポイントがあり
そのポイントの一瞬だけ電車の中のクーラーや電灯が全部消える瞬間があり
見逃さないか気になる、楽しみなポイントがあるのも興味を引きます
またこの辺りからは日本海沿いの景色が綺麗なところがたくさんあり
もし見えているのなら北へ向かって左側の窓の席に座るのがいいのかななんて
景色が見えなくたって私には楽しみな瞬間が
電車のレールの音を録音しながら駅弁の蓋を開ける時のあの喜びは何度味わっても止められないものですよね
その時々の旅に出た時に買う駅弁の味は地元のスーパーなどでの駅弁市駅弁とはひと味もふた味も味も違い
そこに列車の心よい振動、レールの音を聞きながら食べる駅弁は
やっぱり旅の醍醐味かなと僕は思っています
気がつけば今日泊まる新潟駅に到着
駅改札を出てホテルに向かおうとするがなんとホテルの場所がさっぱり分からない
新潟駅が改装工事中で大規模な工事をしているため通路がしょっちゅう変わるのでホテルの人もうまく説明ができないようで
それでもようやくホテルの人が迎えに来てくれたので無事ホテルにチェックイン
お酒2本お持ち重たい荷物を部屋に預け新潟をボラボラ
知らない町に来た時はまずはホテルの近くの起点を一つ作る
ホテルとその起点の道をまずしっかりと覚える
基準になる音や 匂いを決めておくといい
すると道を歩いていても方向性が少し安定して認識できるようになるからです
ただし 時間帯により状況も変わるので要注意
新潟駅の起点として使ったのは自転車も乗り降りできるエレベーター
「キンコン キンコン」と電子音が聞こえるのが目印
他にヨドバシカメラの放送(だが こちらは、時間によつて聞こえなくなるので)
まずはこことホテルを結ぶ通路を一つの基本としてに3度歩いてみます
そしてここ新潟の観光協会にも以前から何度か電話をしていたのでまずは挨拶に向かうことに
ところがどこにあるのかわからない
なので相談に乗っていただいていた電話番号に電話して場所を教えてもらおうとしたの
だがなんと僕が電話で相談していたのは新潟県の観光協会
なので駅前にはないと言われた
以前何度か相談に乗っていただいていたことを覚えていてくれたこともあり
その電話口から私を誘導して新潟市観光協会まで道順を話しながら私を誘導してくれた
そして私が新潟市観光協会にたどり着いた時には、県の観光協会の方が電話を
入れておいてくれ視覚障害者の私が訪問することも
お話ししておいてくださったのですぐに私に
気づき対応してもらうことになりました
なかなか人の出入りが多かったのだが途中から職員さんがひとり出てきてくださって今は他に人がいるから私が抜けても大丈夫だということで
本日の目的 新潟で99種類の地酒が試飲できる「ぽん酒館」に向かうことに
ここでも色々とお話ししながら歩き
視覚障害者への声かけの方法や
時計の文字盤を表現して方向を伝えることなど話ししながら目的の「ぽんしゅ館」へ
お店の人に声をかけていただき視覚障害者の私が後日伺うこともお話ししてくださり
時間があるので駅周辺のみち沿いのお店の情報などを聞かせてもらいながら
一緒にホテルまで歩いていただいた
途中に地元の人たちが人気のあるスーパーがあるというので一緒に中に入っていただいたところ
大きな鮭の切り身がドーンと入った鮭弁当が美味しそうだということで食いしん坊の私はすぐに購入
これが何とも言えない美味しさ
再び
新潟に戻ってきた時はさらに二つ購入して家まで持ち帰ったほど
歩きながらたくさんの道、店を教えてもらい
今日は新潟のホテルに泊まり
明後日また訪れるとお話をして今日はお別れ
この日の予定では「バスセンターカレー」を食べに行く予定だったのだけども
おなかが一杯だった事と 思ったよりお店までが遠いかったので今回は断念することに
なので晩御飯は、さっき買った鮭弁当と残りの駅弁しゃけ飯弁当 ビール1本…これで大満足
最近ではユニットバスの入り方も慣れ 汗を流し今日一日を振り返り
たくさんの方々の出会いを振り返り
本当に生きていてよかったと
白杖の使い方をしっかりと勉強していて良かったと
人々への挨拶やお礼の言葉などを大きな声できちんとそしてはっきりと言える人で良かったと
観光協会の方にはまた戻ってきたら観光協会に顔を出してねと言われてお別れしました
この日は結構夜遅くに就寝し次の日は新潟から秋田経由で盛岡に向かうので
重たい重たい荷物はホテルに預け10日目盛岡に向かうことに
今日はここまで
【9月10日 3日目】
朝は少し雨の今日 行程は、新潟駅から秋田駅経由で盛岡に向かい11日の日の
ラグビー体験会に参加するのが目的です
移動のみが今日の目的だが 今日も沢山楽しみが待っています
まずは、新潟から秋田駅までの特急に乗ること
この当時の新潟駅から秋田行きの「特急稲穂」には、車両の色が3色あるそうで僕はどうやら赤い色の特急に乗っているらしいのです
こちらも海側の窓から見る景色は雄大な日本海を展望に並走しながら走る路線なので見えてる人にはたまらない旅情溢れる景色だと思います
鉄道に並行して 国道7号線が走り
車から見える列車の姿を想像するのも 少し優越感があり 心の中でほほ笑むのも なんだかいいですよね
私はいつものようにレールの音を録音しながら途中立ち寄る駅の名前を日本地図の上に重ねて電車の旅を楽しんでいます
夜行バスと違って鉄道の楽しみは途中の駅の名前をアナウンスして頂けることが楽しみの一つなのです
例えば「泊り」という駅があります
ここはあの原子力発電所の再稼働で話題になっている泊りとはこのへんなのだと
思うだけでも少し楽しい気分になるのです
電子力の話だから楽しいという表現は正確ではないのかもしれませんが
ニュースで流れてきた地名の上を今通過しているのだと思うとなんとも感慨深いものがあります
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます
新潟秋田間もどちらかと言うと特急に乗っている時間は長い方の路線なのですが
あっという間に秋田に到着
秋田駅では 赤色の車体と記念撮影・・・
(翌年には 車体の色が かなり変わったようです 残念)
秋田に到着すると以前お世話になった観光協会に訪れ勝手に挨拶をして再び訪れたことを告げて
どこかお勧めのお店を紹介してもらうことに
以前訪れた時によくしてくださった方は今は違う部署に異動して今はここには
いないとのことでしたが丁寧に美味しいうどん屋さんを教えてもらい
以前一人で歩いたこともあるので自分ひとりで行こうと歩き始めました
当然その建物までは自分で以前の記憶を手繰り寄せ辿り着く事は出来たのですが
ショッピングモールの中のお店がどこにあるかわからない
一瞬・・・
なのでこんな時は、いつもの手段
「すみませんうどん屋さんに行こうと思うのですが私目が見えなくって場所がわからないのでどなたか教えていただけませんか」と言うと
目の前のお土産屋さんの女の方が今ちょっと忙しいから少し待っててねと言った後
今なら大丈夫と言いながら2階にあるお店に連れて行って下さったんです
そのうどん屋さんの店員さんも丁寧に対応してくださりとっても美味しいうどんを
いただきお土産の稲庭うどんを2 kg 買い またリュックは 重たい 重たい
さらに 秋田のお米で作った美味しいおにぎりの店があるというのでおにぎりを3個購入し駅に戻ろうとしたのですが
先ほど案内してくださった店員さんにお礼を述べてからと思いその店に立ち寄ったところ
今日のお月見饅頭を売っているということなのでそのおまんじゅうを購入して
何度もお礼を言いながら駅に戻ることに
のんびりした旅なのですがそれぞれの場所に出会いがあり 思い出があり結構楽しいものなのです
おいしい「いなにはうどん」を食べ おにぎりを買い お月見まんじゅうを買い
続いて秋田駅に行けば以前購入した駅弁 地鶏弁当が欲しかったものですからそれを
買おうと駅弁屋さんに行ったのですがなんとなんと建物の様子が以前と違う
以前はお弁当だけを並べていたのですがどうやら改装されて少しコンビニのような店の中で駅弁を売っているとのこと
以前秋田駅の駅員さんに美味しいよと勧めて買った駅弁はもう売り切れ
なので少し安い地鶏弁当を買うことに
それでもやっぱり秋田の駅弁は美味しかったですよ
(その後、地鶏弁当が食べたくて ルートをあえて秋田経由にする事も)
お昼ご飯に大盛のうどんを食べてそんなに時間が経っていないのに秋田駅から盛岡に
向かう新幹線の中で先ほどの地鶏弁当をペロリと頂いたのですから・・・
本当によく食べる・・・
秋田駅から盛岡に向かう田沢線
ここでも鉄道ファンならご存じの方も多いと思われる場所があります
秋田駅から座席に座り 出発します ところが景色は想像を覆し 後方に進みます
基本列車に乗ると 前を向いて座るので 当たり前のように 進行方向は
自分の中の感覚で前に行くものだと 想像しますよね・・・
ところが 動き出した列車は自分の後ろ方向に
それは 次の停車駅「おおまがり」駅でスイッチバックをして 進行方向が 後ろから前に代わるからなのですよね この体験も毎回楽しくて
話は戻って、旅で列車に乗って駅弁を食べている時はどうやら通常の満腹な思いとは違う思いがそこにあるのかもしれませんね
レールのジョイントの音 少し揺れながらだからさらにおいしいと感じるんですよね
秋田駅では時間が少しあったのでスターバックスにも立ち寄りそこでも店員さんに丁寧に対応してもらい本当に本当にどこに行っても
皆様が一生懸命対応してくださることが僕の今の元気の源になっているのだと僕は思っています
そして盛岡駅に着いたのですが今回のホテルの場所は今までと違うことになったので全く想像がつかなくなんとなく探りながらホテルを探そうとしている私の姿を見て小さな子供さんを連れた親子連れの方が私に声をかけてくださいました
ホテルを探しながら私をホテルまで連れて行ってくれたのです
いつもそうなんだよね
一人で困っている時も気がつけば誰かが必ず声をかけてくれるし
誰も声をかけてくれなくっても人の気配がすれば
「すいません教えていただけませんか」
と 丁寧に声をかければ必ず教えてくれるものなのですよね
何度も一人旅をしているとそれが当たり前に
ただ、そこで大事なことがあります
誰かに助けていただいたときや 手伝っていただいた時こそ
丁寧で 大きな声で はっきりと
「ありがとうございます」
本来なら当たり前のことなのですが なかなかできない方も多いようです
以前に 言われた事があります
「ありがとう」と言ってる姿 とても素敵ですよ
さて 親子と話しながら歩き、無事ホテルに着いたのですがそのホテルの前に食べ物屋さんはあるかどうかわからなかったのでコンビニを教えてもらうことに
盛岡の駅周辺もですが金沢駅の周辺もかなり点字ブロックが整備され長い距離点字ブロックがあるのですが盛岡駅周辺もほとんどのところに点字ブロックがついてあり
それも直線で点字ブロックをつけてくれているのでなんとか一人でも外出ができる環境になっているんだと安心しています
なので10時頃部屋から一人で一つ駅離れたところにあるコンビニまで買い物に行きお弁当とアイスクリームを店員さんの丁寧な対応と
途中でコンビニの前まで来ているのだかどこに入口があるのかわからなかったので
たまたま声のする学生さんに教えてもらい店内に
そうして三日目の夜を終えようとしています
明日は朝から バスに乗り 会場となるタイ区間に向かいます
バスの時間も 事前に調べていたのですが
ホテルからバス停までの道のりには かなり不安があるので 明日の朝は
早い目に出かけることに
今日はここまで
【9月11日 4日目】
今日はいよいよ今回の旅の目的、岩手県で初めてのブラインドラグビー体験会に参加してきます
事前に会場までの路線バス、時間ともに確認して
ホテルで館内の「長谷川珈琲」で おいしい朝食を食べて
駅に向かっていつものように記憶をたどり点字ブロックを使い歩いて行くのだが
まだホテルの位置や 地形に慣れていないこともあり
どこかで点字ブロックのコースを間違ったようで
今の立っているところが見当の付かない場所に来ているみたい
これは、時々あるのだけれど なれない間 つまり記憶の整理がまだできていない間や
何かわずかでも形状が変わったり 音が時間帯により聞こえなかったり
自分の踏み出す角度を間違ったり
チョットしたことで自分の立っている状況がわからなくなるのですが…
それも 何度も失敗しながら覚えていくのですけど・・・
それでも不安になって歩きながらも気づいたことがあった
盛岡駅前の信号機
歩行者の進行方向が青になると
音声で知らせてくれる
それは結構大きな街の中心の深奥にはついているのだが盛岡での音声仕様は少し違う
音声信号が終わる手前になると音が変わる
「ブーブーブー」
なるほどこれだと時々ある横断歩道の途中で音声信号が鳴り止んでしまい
慌てる事が無く済むんだよな
それぞれの街によって違いがあるんだなと思いながら
朝の出勤に向かう出会った人に駅までの方向を確認しながら歩いていくのだが
どうやら僕が思っているところには向かっていないようで
広い町は覚えるのも大変だと不安になり立ち止まって探って思案して
この先には点字ブロックが分岐になっておりその一方は作動がアンダーパスにさしかかっているよす
そこでまたどっちに向かえばよいのか迷っていると
すぐ近くのスピーカーが急に
「対向方面から自転車が来ますのでご注意ください」とアナウンスが流れ
歩行者用のアンダーパスは狭いのでこれは助かるとまたまた関心
なんて人にやさしい町なんだと うらやましく・・・
後で盛岡の人に聞いてみると盛岡ではある程度当たり前で当然他のどの町でもあるものだと話してくれたのだが・・・ちょっと恥ずかしい
でも僕が知っている限りでは盛岡が初めて
そこのアンダーパスの分岐の所で迷っていると一人の少年が自転車を止めて私に声をかけてくれた
「道を迷われているのですか」と尋ねてくれた大学生の青年に
バスターミナルまで行きたいのだがと伝えると
私がバスターミナルまで一緒に行きますよと青年が答えてくれた
3時からアルバイトがあるのでそれまでは時間が空いていますのでと言ってくれたのでお願いして一緒に歩くことに
歩いている間は青年の大学生活や一人で住んでいる話や未来の話などを聞きながら
バス停に無事到着
そこで学生さんはバスの時刻を調べてくれたのだがどうやら
私の調べた時間のバスはなく一時間半後にバスは来るとのこと
座る場所まで私を誘導してくれた時、
学生さんが もう少し話しててもいいですか
バスが来るまでの時間僕が横に座っててもいいですかと聞いてくれたので
バスが来るまでの間 ベンチに座り 視覚障害の話や学生さんの大学生活の話を続けているとあっという間に時間は過ぎバスが到着
名前も顔も知らない青年と 沢山話 僕の若い頃の話など 楽しそうに聞いてくれたり
また どこかで会いたいね それも偶然にね・・・
バスが来たので そこで別れ私はブラインドラグビーの体験会の会場に
その日は40名ほどの参加者で盛り上がり
大満足な体験会になったようです
岩手県障がい者スポーツ協会の方と来年3月 スキー交流会での再会を約束して別れ盛岡のホテルまで帰ってきました
今回迷ったおかげで 盛岡の2か所あるバス停の位置もおおよそ把握できたのも次につながる 出来事だったのですね
温泉に行きたかったのだが盛岡駅近辺にはあまり温泉がないようで
タクシーに乗り片道15分ほどかかるようで
ホテルのユニットバスにつかり
やはりコンビニのお弁当と焼き鳥そして缶ビール2本で一人晩酌
あっという間の一日がまた終わってゆく
明日は朝から盛岡から新幹線で大宮そして大宮で2時間ほど停車した後再度新潟までのルートで
ただ次の日 大宮で今回の旅の 大きな 忘れることのできない出来事が待っているとは
ものすごく貴重な出会いと
JRで今まで遭遇した事も無い残念な出来事が
同じ1日に・・・
全く想像できなかった夜でした…
4日目も無事終了
今日はここまで
【9月12日 5日目】
昨日のブラインドラグビー体験会に参加し
その後、盛岡のホテルで泊まり ホテル内の長谷川珈琲店で
朝食を美味しく頂きます(特にクロワッサンとコーヒー)
その朝食だがホテル宿泊プランとしての 喫茶店でモーニング提供となっていました
昨日の朝は店員さんも少しぎこちなくなんだかよそよそしい雰囲気だったのだが
この日の朝はなんとなくスムーズで居心地もよく
帰り際に店員さんが私に
今日でもう帰るのですかと
なんだか少し寂しそうな話し方で私に声をかけてくれたのが少し嬉しいかったので
また次回もこのホテルに泊まろうと思いました
(ちなみにこの後.盛岡の定宿となります)
そして駅からホテルまでの道のりも初日に教えてもらった道ではなくホテルの人に
教えてもらった道で帰るとなんとまあ 駅に近いこと
帰る時になってからだったので これはぜひ来年もこのホテルに
と決め 翌年の3月にも 止まることになりました
そして今日は初めて埼玉県を探検する記念すべき一日
ワクワクしながら大宮行の新幹線に
駅では 列車が発車するタイミングで 小田和正さんの「だいじょうぶ」が流れてきます
ただし このメロディーを聴こうと思うと 自分が乗っていては聞けないのよねぇ・・・
車内からかすかに聞こえるメロディーに集中しながら 列車は動き出します
そんないい気分で出発したのですが 大宮では・・・・・・・
地元伊丹駅で駅員さんが長い時間かけて作ってくれた切符を買った時に
経由地と経路の関係で機械で切符が出なかったので
手書きの紙の切符を作ってもらいました
僕も初めての体験で 紙に書いた手書きの切符
なんだかうれしくて 駅員さんの対応をうかがいながら 珍しい切符ですねと話をしながらここまで来ましたが・・・
大宮でひと騒動はあったのもまだこの段階では全く思いもよらない
そんな朝ご機嫌で新幹線で大宮に向かう事に
ただ新幹線に乗っている時間というのはあまり感動もなく駅名もさほど通過することも多いので地名の探検もできなくあっという間に大宮駅に到着
人生初めての埼玉県・・・
さあ大宮の街だ・・・
東の交通のかなめ
ここでもまだ ワクワクは止まりません
今回乗り継ぎで大宮駅では次の新幹線に乗るまで3時間、時間を取っているのだが
いつも私は30分前に駅員さんの所に行くので実質自由に歩ける時間は2時間程と
ここから・・・・・・・
大宮駅に着き駅員さんの改札を通ろうとすると駅員さんが私に
特急券はあるのですが乗車券がないと何度も話します
改札で切符を確認する際 今回の旅では必ず 「乗車券は白い紙ですよ」
または、今回の鉄道の移動は神切符なのでよろしくお願いしますと必ず先に話しておきます
今日までは 笑顔であんまり見ないですねと話しながら楽しく通過するのですが
前もって必ず説明しているのにもかかわらず駅員さんは
特急券はあるのだが乗車券がないと何度も・・・
いやいや 初めに説明したよね…
というのも切符を買った段階でちっちゃな定期券入れみたいなところにまとめて入れているのをそのまま駅員さんに手渡していることもあり
駅員さんは切符は特急券の6枚しか見つからないと何度、何度も
何度かそんなやり取りをしているうちに紙の切符を見つけ
後味悪そうに、無愛想に私に手渡すのですがちょっと予想以外の対応で
ただ大宮ではそれだけでは終わらず
大宮駅では新幹線の改札を通ったすぐ先に
またすぐにJR の普通の改札を通らなければなりません
予想以外の対応でひどい人だなと思いながらJRの改札へ…
するとそこでもまた同じやりとりが
当然そこでも私は初めに乗車券は紙の切符なのでよろしくお願いしますと言ってから
切符が束で入っている定期券入れのようなものを駅員さんに渡すのですが
やはり乗車券がありませんよと駅員さんは
乗車券は紙の切符なので普通の切符とは違うのでよく見てくださいとまた同じ説明を
そこでも少しモタついた後無愛想に駅員さんが私に切符の束を渡してどうぞと
せめてご乗車ありがとうのような雰囲気でもあればいいのだが
めんどくさそうに・・・・
なんじゃこれはと思いながらも
新潟駅に向かう新幹線の乗車時間の確認と乗車補助のお願いをし
30分前に改札に行くことを約束して私は大宮の駅前の郵便局へ
向かって駅を出ました
ここでの目的は 郵便局とウナギの名店「やまや」さん
当初の予定では 氷川神社の「氷川団子」も食べる予定でしたが 残念ながら
大祭の前でのお休みということで
あきらめることに・・・残念
それでも駅での出来事を少し引きずりながら
郵便局の有る高島屋を目指すのだが
目標の高島屋が見つからない
説明を聞いてもやっぱり分からなく困っているところでいつもの私の
「すみませんどなたか高島屋への行き方を教えていただけませんか」と伝えたところ
しばらく誰も反応もなし
いやいや大宮の街がそして大宮の駅が少し嫌いになりそう
それでも辛抱強く声をかけていると 高齢のお姉様が私に恋をかけ高島屋の
一階案内受付まで連れて行ってくれました
高島屋の店員さんも高島屋の中にある郵便局の局員さんもとっても丁寧で
いらなくなった着替えなどを郵便で家に送る手続きを無事していただきました
さてそこから大宮へのドラマは進まていたのです
そう 大宮での楽しみ
うなぎの名店「やまや」さんで鰻定食を食べる
だが・・・
高島屋の近くに店があるはずなのだが全くわからない
一人で歩けば歩くほど分からなくなっちゃうのでここはやっぱりいつもの
「どなたか(やまやさん)という鰻屋さんをご存知ないですか」と通りすがる
人に聞いてみても
分からないと素っ気ない返事
人通りが多かったので何人もに聞いたのだがやっぱり分からない
おやおややっぱり大宮に来たの間違いだったかなと思い始めた時素晴らしいドラマが
このままだと 時間がないので困ったなと思っているとき
大宮の駅員さんも 相性が悪いし・・・
少し 気持ちがどんよりと曇ってきかけたその時
その瞬間・・・
突然 私のわきに男の人が風のように…
「今、やまやさんを探してましたよね」と聞いてくる
「はい、うなぎの美味しい店だと聞いたので絶対食べて帰ろうと思い大阪から来ました」
と伝えるとなんと・・・・・
「私、やまやの社長です」
「
えっ !」
もう一度「私やまやの社長です
なので私がお店までお送りしますよ」
そんなことある
誰かが 今回のドラマを仕込んだのでは・・・
これまでも いろんな人に道を尋ねて教えてもらったり連れて行ってもらったりすることは数え切れないほどあるのに
今回は 何人かの人にに聞いて あきらめかけた時だったのに
すぐそばにその店の社長さんはいただなんて
びっくりして うれしくて
そして社長さんに連れられてお店に入り
社長さん「お客さん一人連れてきたよ」と言って
私は用事があるのでゆっくりしていってくださいと言って
立ち去って行かれました
社長さんも驚いたそうです
近くで 自分の店の名前を 連呼しているのだから
うなぎ定食はうなぎの蒲焼と天ぷらとご飯とお吸い物
評判道理に 天ぷらも抜群に美味しかったし うなぎも美味しかったので、
今日の晩御飯はうなぎの蒲焼にしようとお土産に一つ蒲焼を買って帰ろうとすると
店員さんが
「社長からアイスクリームのプレゼントですよかったら食べて帰ってください」
その瞬間は 駅での嫌なことなど忘れ
社長さんもうれしかったみたいで
脚本家でもドラマでもなかなかない瞬間でした
また次は 大宮のやまやさんに来なければ…
さっきまでの少し嫌な思いは吹き飛んでスキップしながら新潟行きの新幹線に乗るために
上気分で 予定より少し早く 改札口にたどり着きましたが まさかまさか・・・
さっき通った改札とは別の改札で 入場するために 切符の入っている手帳を出し
「乗車券は紙の切符ですと伝え
当然 さっきは失礼しましたともいうかなと想像していたらまさかの
また改札で駅員さんが「乗車券がないですよ」
おいおいまたかよ
さっき降りるところで2回も説明したんだよ
そしてなおかつ係りの人に15分前にはここの改札に間違いなく来てくださいと約束した上で改札に来ているのに
なおかつ 紙の切符で分かりにくいですよと告げているのに…
そのことも全く聞いていないとの返事
なんだこりゃ大宮の駅どうなってるんだ
結局先ほど別れた係員とは違う係員さんが来て
わけのわからないまま新幹線の改札の窓口
さんざん改札を通るたびに乗車券がないと言われたので
今度はもう大丈夫だろうと確認のため
乗車券は紙の切符なのでよろしくお願いしますと前もって言ったにも関わらず
駅員さん
切符の束を見て乗車券がありませんよ
4回目はさすがにないだろうし 時間もたっているし
また 改札に来るとお願いしてるし
いやいやすでに3回説明してるじゃない
普段は駅員さんと良好な関係で色々な楽しい話をしながらそして楽しい情報を教えてもらいながらそして手伝ってもらったり導いてもらったりして駅員さんには本当に本当に心から敬服と感謝をしているのになんだこのお宮の駅
本当に同じJRであるのか
まるで時代劇で見る昔の悪代官が見張りをしている関所のように
初めから乗車券は白い紙の切符なのでよろしくお願いしますとちゃんと入っているのに
特急券はあるけど乗車券は無いですよ
久しぶりに壊れた
電車の乗り降りの補助の連絡も全然デタラメだし
いつもお忙しいなかいつもありがとうございます
丁寧に言葉を述べてから補助をお願いするのだがこの時ばかりは
障害者だと思って馬鹿にするなよと切符も障害者手帳も投げ返したのは少しやりすぎたかなと
私が大声で叫んでいるので警備員さんもお客さんも周りに集まってきたので
その場は騒然・・・・・・・
最初に乗り継ぎの補助をして下さった男性の駅員さんが来てくれて私をなだめてやっと
もう大宮の駅大嫌い!
うなぎのやまやさんとの出会いがなかったら本当に残念な思い出になるとこだったら
気を取り直して新幹線で新潟へ
新潟駅へは二日目に寄った時の駅員さんが出迎えてくれ僕に
大宮駅で暴れたの
そうですねとニヤリ
何とも恥ずかしいやら
それでも思い出すとまた頭にくる
数々 JR を使って旅をしている中でこんなことは初めて
それでも新潟駅の補助についてくれた方が親切だったのでもう大宮のことは忘れよう
気持ちを切り替えて 駅から出て もう駅前は少し慣れたもの
またまた観光案内所に行き
明日の朝またお世話になりますと告げて
新潟のお酒を預けておいたホテルに帰る
ホテルで食べたうな丼の美味しかったこと
驚いたような店主の声などを思い出し
いよいよ明日は旅の最終日
今回の大宮での出来事は、その後の僕の数々の一人旅の中でも 良い思い出も
そうでないことも かなり
インパクトのある一日だったことは間違いないし
この度のこの日 大宮での出来事がその2ヶ月後
思いもよらないところに波紋を広げているとは全く想像もせず
新潟の最後の夜を
美味しい蒲焼で終えた
さて 明日は飛行機で関空まで
朝の内は ポン朱桓により お土産のお酒を
そして 鮭弁当を
いやなこともあったけど その分 思い出もたくさん
ただ 今回の大宮駅での出来事が 次回の一人旅にも 余韻をもって引きずることに
最近思う・・・
一人旅では 出発と終わりが必ずあり その時その時間で終わっているのだが
実は 生きている中の 連続した時間の 一コマでしかないのだろうと
結局 生まれてから今日まで それらすべてが 台本も筋書きもない連続した スケールの大きなドラマなんだと
一人旅を重ねていると ふと頭によぎる
明日は 最終日 伊丹へ・・・
【9月13日 最終日】
いよいよ今回の一人旅も最終日
昨日の JR 大宮駅での嫌な思い出も少し引きずってたが
それはもう昨日の話
実は、今回の工程も少し不安がある
今回 新潟から大阪まで飛行機を利用して帰ること
以前 地元 伊丹から青森まで飛行機で移動することがあったのだが
その時の空港の職員の方々の対応が少し残念だった事があった
もう 二度と飛行機には 乗りたくないと思ったほどだったのだが
今回は違う航空会社の便を使うことに
その選択は 料金が安い ことが一番の理由なのだが
LCC航空会社 ピーチを使用してみようと思って
新しい会社なので 私達へのサポートも古くからある航空会社と違って 可能性があるかなと思い 体験して見る事に
また前回のような対応だったら嫌だなと思いながら・・・
最終日は、先日 午前中に空港行きのリムジンバスのバス停まで観光案内所の方が
サポートしてくれる と話をしてくれていたので
朝から観光案内所まで行くのだが 少し時間が早かったので
もう場所も覚えている ドトールコーヒーでホットドックモーニングを
いただくことに
食べ終わった頃に 観光案内所の方が迎えに来てくださって
改めて新潟の駅前を少し 散策して
ポン酒館にたち寄り
お土産のお酒を受け取り リュックの中に
2日目に上越妙高で買ったお酒も合わせて リュックはかなり重たくなり
それでも今回のお酒は全て 試飲をして選んだお酒ばかりだから楽しみがいっぱいだ
それでもまだバスの時間まで時間があるので
駅構内の構造やポン酒館の位置などを復習して
お土産物屋さんにより お土産を買ったり
それでもまだ時間があるので 新潟駅で美味しい蕎麦屋さんに立ち寄ることに
すると 営業時間が普段より少し遅くなっていたようなので
僕は 一人で営業時間を待つことに
そして 観光案内所の人とお別れ
本当にありがたい
たとえ 仕事だと分かっていてもなんだか心が安らぐ
そして 新潟の方言が時折入った会話もまた楽しかった
蕎麦屋さんでは へぎそばとたれカツどん定食を頼む
地元の根異物が 一度に味わえる定食だが さすがに食べるのには苦労したね
次回は たれカツどんだけでもいいのかな・・・
たれカツどんとは カツどんの上の玉ねぎと卵がないやつ・・・
一般的に カツ丼と一言で表すけれども
いろんな地方によってカツ丼にも大きな違いがあるんだなと 最近思う
岡山では デミグラス丼と呼ばれ
加古川では かつ飯と呼ばれ 同じようなデミグラスソースなのだが
お皿にご飯 牛カツの上に ソースと 少し違う
新潟のたれカツどんも とっても美味しい
福井のソースカツ丼も食べたし
まだ食べた事の無いのは、岩手県のあんかけカツ丼 福島県ソースカツ丼
これもまた旅の楽しみであろう
お腹いっぱいになったところで いつものように少し早い目に教えてもらった
バス停にに向かうところが
教えてもらったバス停への行き方が おなかが膨れて 思い出せない
少し困っているような姿を見て 女性の方が声をかけてくれた
どこに行くのですかと聞かれ 話をしながら空港行きのバスに乗りたいのです
と一緒に バス停まで行っていただく事に
そして バス停につき待っている方に私のことをお願いして
その方は 去っていきました
「この人 空港行きのバスに乗るのでよろしくお願いします」
本当にすごいよね ほんの さっき 出会った人なのに
バスは空港につき
ここからは最終日の不安なところで
空港ターミナルの広い広い中を歩くのが それも初めてではかなり不安がある
ですが 事前に連絡していたこともあり 案内カウンターの人は声をかけてくれてそこから 本当に安心してサポートしてくださるのです
空港案内書の方からピーチの案内係の方に引き継ぎ検査場を通り
飛行機の写真を移すの手伝ってもらったり
少しずつ不安は 解消され 安心感に
機内に乗り指定された座席に座ってからも
安全操作の説明をしている時に 客室乗務員の方が私に
展示用の説明書もありますが 利用しますか と声をかけてくれた
以前の日本で2つある大きな会社では 一言もなかったのだが
(今現在は 確認していないが)
僕は、今日まで抱いていた LCC への偏見を払拭し
完全に安心へと変わっていった瞬間でもあった
その後も 時々
どのルートを飛び
今どの辺りを飛んでいるか
今は、鳥取砂丘の上を 瀬戸内海に向かって進路変更ちゅです
その後も 機内から 今見える景色などを教えてくれた
あっという間に 関空に
ソフトランニングを終え 最後のバスで ターミナルへ
そこからも 案内係の方が 丁寧に楽しく会話しながら
サポートしてもらい ボートアイランド行きの高速艇 乗り場まで無事到着
高速線乗り場の案内の係の人も私に対する声かけや
時計の針の方向で進行方向を説明するまで 丁寧で
話を聞いてみると
日本で 旅行業を勉強しに来ていると聞き
今も学校で 勉強中なんだって
ほんとに熱心で 感心させられたね
そうなんだよね
国籍はどこであっても
大きな会社で働いてでも
小さな会社で働いてても
いくらサポートを学校のカリキュラムの中で勉強していたとしても
結局 個人なんだよね
たとえ たどたどしい日本語でも 本当に安心するもんだよね
今日の皆様のおかげで 今日1日の移動に少し不安を持っていた朝方だが今では
そんなこともすっかり忘れてて
本当に最後に締めくくるには素敵な1日になりました
その後、リュックに重い荷物を背負い手にはおみあげをいっぱい持ち
三宮からは 乗り慣れた 阪急電車で家まで帰宅することができました
ある人が私に訪ねたことがある
「一人でたびに出て不安になったり 困ったことなどはないのですか」
僕はいつも答える
そんな出来事 全てが 思い出になるのです
すべてが・・・・・
その後・・・
さて 一人旅も終えて早2ヶ月
ここは地元 兵庫県の 尼崎
地域の福祉のイベントの「ミートザミート」に参加することになり
そこの会場で知人の女性と偶然 出会い ランチを食べに行くことに
そして 何気ない話の中から出身地の話となり
私の出身地は 尼崎 だからこの辺りもよく遊んだと話をして
その女性の方にあなたはどこの出身ですか と話になり
私は、 大宮
そうなんだ 僕 2ヶ月くらい前 大宮に行ったんだよ
大宮の何処に行ったの
駅前にうなぎの美味しい店があるからうなぎを食べに行ったんだよ
お店の名前は・・・
うなぎ 天ぷら「山家」
名前を聞いた途端
彼女は少し黙り込み しばらくして
私そこのお店の娘さんと小学校の時 同級生だったの
私の昔住んでいた家の真ん前にお店があったの
ここは 兵庫県の 尼崎
うなぎのやまやさんは 埼玉県 大宮
それも 2ヶ月も前の話
僕は大宮 に滞在した時間は約3時間
たくさんあるお店の中で選んだのは
うなぎ 天ぷら 山屋さん
〒330-0846
埼玉県さいたま市大宮区大門町
あの日のあの時が2ヶ月 間を空けて
再び こんな話に出会うとわ
どんな脚本家や演出家でも 思いつかない ストーリーだと思う
そんな出会いが この後も毎回一人旅に出かけるために出会う
本当に予測もしない 出会い
予定表にはない ガイドブックにもない
誰もそんな瞬間を 想像できない
そして僕もそんな偶然を予想したり 期待して出かけているわけではない
それでも毎回 素敵な出会いがそこにある
「一期一会」
本当に 人生なんて 分からない
生まれた時から人生の最後までもしかしたら 誰かが私の脚本を書いているのかな と思ったりもする
私は、現代社会と言う舞台の上で 70年80年 90年と
演じ続けているのかもしれない
そのうちの本の 6日間
だから一人旅はやめられない
次回の長旅は
来年の2月26日から13日間の
東北と北海道の旅
総移動距離は2000キロを超えるだろう
列車の切符も合計13枚
どんな一人旅になるのか
ご期待ください
2023年7月3日 完結
長々と呼んでいただきありがとうございます
以上*****